漢方薬とは
漢方薬は、副作用が少ない点や、自己治癒力を高める効果などが注目され
最近では、一般の病院でも処方されることが多くなっているようです。
特に産婦人科の分野では、病気を力ずくで押さえ込む西洋医学的な医療より
個人個人の症状を見て、きめこまかな対応をする漢方の治療が、女性特有の
微妙で複雑な症状に効果を上げると、評価が高くなっているようです。
漢方薬は、冷え性のタイプによって合う薬が違い、ただやみくもに
服用するものではありません。治療効果をあげるためには、冷えのタイプ・
冷え以外の症状などを見極め、一番ふさわしい薬を服用する必要があります。
また、漢方薬を服用するうちに症状も変わってきますので、専門の漢方医の
診察を受け、その処方にしたがった薬を服用するようにしましょう。
| 冷えのタイプ | 冷え以外の症状 | 効果的な漢方薬 |
| 気の病 ※1 | 顔色が悪い・食欲不振・頭痛・胃腸障害 | けいしにんじんとう 桂枝人参湯 |
| 〃 | 風邪をひきやすい・関節や筋肉の痛み | けいしかじゅつぶとう 桂枝加朮附湯 |
| 〃 | 四肢や腹部の冷え・腹部膨満感 | だいけんちゅうとう 大建中湯 |
| 血の病 ※2 | 腹部の圧迫・便秘・興奮ぎみ・のぼせ | とうかくじょうきとう 桃核承気湯 |
| 〃 | 下腹部が張る・月経痛・冷えのぼせ | けいしぶくりょうがん 桂枝茯苓丸 |
| 〃 | めまい・むくみ・腰痛・貧血・肩こり | とうきしゃくやくさん 当帰芍薬散 |
| 〃 | 強い冷え・しもやけ・血色不良・腰痛 | とうきしぎゃくかごしゅ 当帰四逆加呉茱 ゆしょうきょうとう 萸生姜湯 |
| 水の病 ※3 | 下半身の強い冷え・頻尿・おりもの | りょうきょうじゅつかんとう 苓姜朮甘湯 |
| 〃 | みぞおち満腹感・胃部のぽちゃ音・偏頭痛 | ごしゅゆとう 呉茱萸湯 |
| 〃 | 手足の冷え・疲労感・めまい・動機 | しんぶとう 真武湯 |
※2 血の病・・・血の停滞=お血による冷え。主に手足の冷え。
※3 水の病・・・水の停滞=水毒による冷え。胃腸機能の低下などを伴う。
